2017年08月26日

2017 8月第4週新馬戦 レース回顧(日曜編)

**★8/27(日) 新潟5R 芝1200m戦**

 日曜日の新潟芝は、ほぼ高速状態には戻っていたでしょう。
 その中での新潟では珍しいスプリントの新馬戦は、ニシノコデマリが減量の利も生かして前々から鋭く抜け出しての勝利を収めました。

 新馬っぽくばらついたスタートで、ダッシュが良かったのは外のニシノコデマリでしたが、そのすぐ内にいた2着馬のタガノヒバナの二の足が速く、こちらがハナを取り切ってニシノが番手、という形になります。
 1番人気で3着のヴェルスパーは、スタートも煽り気味で二の足もつかずにズルズルと一度後方に下がってしまい、そこから馬群の外に持ち出してじわっと進出する形でレースを進めていました。

 ラップは35,2(11,73)-35,1(11,7)=1,10,3(11,71)という推移でした。
 綺麗な平均ペースですが中盤2Fが11,7-12,0とかなり緩んでいて、そこから再加速して11,5-11,5とラストまで落としておらず、コーナーで押し上げたとしても前を捕まえるのは難しい推移だったのは確かだと思います。

 勝ったニシノコデマリは、斤量面での優位もあったでしょうが中々味のある競馬でしたね。
 スタートを決めてスッと番手で折り合い、緩みに合わせながらのレースでも直線の出し抜きにはしっかり反応し、かつこの馬自身はラスト1Fがほぼ最速になるラップでフィニッシュしていて、まだ余裕のある勝ち方だったと思います。
 距離はもうちょっとあっても、と思いますし、レースセンスの良さを生かせれば、中山など立ち回りが問われやすいところでは面白さが出てきそうなタイプですね。

 2着のタガノヒバナもそれなりの競馬ですが、この馬はラストは明確に落としているのでその点でややマイナスですし、全体時計やラップそのものに凄みはないので、こちらもポジショニングの良さを生かして今後どこまで、という感じでしょうか。

 伸びしろがありそうなのは3着のヴェルスパーで、内枠が祟った部分もあるのか本当に出足が悪く、けれど400m過ぎから馬群の外に持ち出すとしっかり加速出来ていたので、外に馬がいると怯むタイプなのかもしれません。
 コーナー地点は全体的に緩かったとはいえ、上の画像ではっきりわかるくらい外々を通してしっかり押し上げており、それでいてラストも極端には甘くなっていないので、まともならこの馬が、というのはあったと思います。距離延長と外枠で噛み合ってくれば、未勝利レベルならチャンスは理想ですね。

**★8/27(日) 小倉5R 芝2000m戦**

 小倉も日曜は回復傾向で、9Rの500万下がスローロンスパの形で2,00,1、メインも1,46,1とそこそこの時計が出ていたので、このレースの全体時計そのものはそこまでレベルが高いとは言えないでしょうか。
 
 展開は全体的にフラフラしたスタートから、最内のゼットアレースが逃げて2着のナリタブルーが番手外、3着のクリノダイヤモンドが先団の外目につけていきます。
 圧倒的な人気だったバブリーバローズは綺麗なスタートから真っ直ぐ走りつつ、序盤はゆったり中団やや後ろに構えて、前のペースが緩むところでじわりじわりとポジションを上げていく形になりました。

 ラップは36,9(12,3)-50,5(12,62)-36,2(12,07)=2,03,6(12,36)という推移でした。
 全体的には中盤が緩んでいる推移ですが、特に中盤の前半が13,2-12,8と遅く、そこからは12秒前半に入っているので、スローからノ5Fロンスパ戦、というイメージで、後半の持久力面を高く問われたレースになっているかなと思います。

 勝ったバブリーバローズは非常に落ち着いたレースぶりで、後半馬群が凝縮してじわじわと前との差を詰めつつ、勝負所でもう一段しっかり仮足を決めて一気にコーナーで先頭列、そのまま直線も楽な手応えで、軽く促す程度で押しきる完勝でした。
 この馬としては600-400m地点辺りで一気に上がっているので、ここらで11,5くらいの切れ味を引きだしていて、そこからじわっと減速気味ではありつつしっかり粘り込んだ感じでしょうか。
 あの反応の良さはクロフネの血かな、と思わせますし、そこからのしぶとさはステイらしく、そこそこ面白い勝ち方だったと感じます。

 この立ち回りですと、距離短縮でどうか、という感じはありますし、2歳戦の内は使いどころが難しそうですが、じっくり育てていけば後々2400m路線で楽しみがありそうな馬だなぁと感じましたね。

**★8/27(日) 札幌5R 芝1200m戦**

 キーンランドCでも1,09,0止まりと、相当に重い条件での1200m新馬戦は、人気のベルーガが楽に差し切りました。
 展開はトーセンスティールが逃げて、2~4着馬が2~4番手にいる形でしたが、ベルーガはモレイラJにしては珍しく明確に立ち遅れて、序盤から少しずつインからリカバーしつつ、最終的には先団の一番後ろくらいのポジションで進めていました。

 ラップは35,6(11,87)-36,0(12,0)=1,11,6(11,93)という推移でした。
 数字だけ見ると平凡に感じるかもですが、この日の札幌の馬場でならまず新馬としての水準には届いていると思いますし、勝ち馬は充分に上のクラスでもやれる素材を感じさせたと思います。
 レースの流れとしても、コーナーで一度澱んでから僅かに再加速、という形の中で、勝ち馬だけが明確にギアを上げる余力を残していた、という感じですね。

 勝ったベルーガは、かなり大きく出遅れたものの、早い地点でリカバーしており、その意味では数字以上に前半の追走力は問われたと思いますが、それでも後半の加速地点で段違いの性能を見せてきました。
 コーナー途中までインベタで、そこからノーブレーキでスムーズに外に持ち出すモレイラJらしい素晴らしい進路取りのアシストも大きかったとは思いますが、400-200m地点でおそらく11,5くらいの脚は使っていて、ラストは多少落としている計算にはなりますが、それでも小気味よいピッチ走法が最後まで崩れませんでした。

 キンシャサの仔ですので、時計勝負でない中での総合力を問われる展開は噛み合ったと思いますし、ラストの反応の良さや持続面を見ると、1400mまでは問題なく戦えるように思えます。
 軽い馬場でどこまで切れ味と持続力を高めてこられるかは未知数ですが、中々短距離路線で後傾型の面白い1頭になるかな、と思わせる走りっぷりでした。

 
posted by clover at 04:27| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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