2017年08月26日

2017 8月第4週新馬戦 レース回顧(土曜編)

 今日はまたちょっと発熱してしまって辛めなので、いつも一緒にサクサクと進めさせていただきますね。
 まぁ夏競馬も終わりに近くなって、新馬戦自体も能力のある馬は秋の中央場所に備えて、って感じであまり凄みのあるレースもないので、丁度いい言えば丁度いいのです。

**★8/26(土) 新潟5R 芝1600m戦**

 土曜日の新潟は雨の影響でほぼ終日稍重馬場であり、極端に時計がかかってはいませんでしたが、それでも0,5~1秒くらいは重たくなって、特にラスト1Fで落ち込む展開は目立っていました。
 
 非常にバラバラっとしたスタートになった中で、人気の3着馬・フランケル産駒のシグナライズが外から先行、2着に来たオークス馬・シルクプリマドンナの娘であるラストプリマドンナは、やや立ち遅れたか?くらいのところから内目を縫って中団くらい、勝ったブランボヌールの全弟・エントシャイデンは明確に立ち遅れて後方外から、道中緩い地点で少しずつ押し上げて中団やや後ろ、というポジションでした。

 ラップは36,7(12,23)-24,9(12,45)-34,5(11,50)=1,36,1(12,02)という推移でした。
 新馬らしくスローではありますが、一番遅い地点でも12,5と、馬場を考えれば極端に緩んだところはなく、比較的レース全体での総合力は問われているかなぁと感じます。
 後半が12,4-11,8-10,7-12,0ですので、実質的には3F勝負で前を向いて速めにエンジンを掛けられた方が楽な形で、上位3頭はそれぞれにちゃんとスペースを作りつつのレースの中で、後半要素でもそこそこ高いものを見せてきたと言えそうです。

 勝ったエントシャイデンは大きく出遅れましたが、遅い地点でじわじわリカバーしてくる鞍上の意識もあり、しっかりコーナーから直線入り口までエンジンをふかして入ってこられ、それが600-400m地点で一際早く鋭く伸びることが出来た要因になるでしょう。
 この馬の上がりは33,6で、残り400m地点では前と1馬身もなかったので、おそらく11,1-10,5-12,0くらいでしょうか。鞍上の好プレーもあり際立った加速力を引きだせましたし、その上で切れ味の質・持続力もそこそこに高かった、と見ていいでしょう。スローとはいえこの日の馬場でラストを12,0はまずまずと思います。

 血統的にブランボヌールの下なので(折りしも今日、繁殖入りのニュースが流れてましたね)、いずれ距離的に限界は出てきそうなイメージもありますが、この日も長くいい脚は使えていましたし、世代限定の内ならマイル路線は守備範囲になってくるでしょう。
 追い出してからフラフラしていたりと、まだまだ若さは残りますが、その分奥行きも存分に残ってそうなイメージで、中々に楽しめそうな1頭だと思います。

 2着のラストプリマドンナもいい競馬でしたね。
 上位三頭の中では内枠だったのもあり、立ち回りで器用さを見せつつ、完全に前を向くのは一番遅くはなっていて、その分先にエントシャイデンに出し抜きを食らった、というイメージです。
 一度交わされてからはしぶとく粘っていて、この馬も持続面の良さはそれなりに見せてきましたし、血統的にもマイルはピッタリかな、というところで、シルクプリマドンナの最後の仔でもありますし、牝馬クラシック路線で頑張って欲しいですね。

 3着シグナライズは、追い出されてやや反応が鈍く、かつフラフラとするところもあって、まだ馬が非力で若いな、という感じでした。
 フランケルの仔ですから、こういう馬場がイマイチフィットしなかった可能性もありますし、でもこの流れで後半要素、特に加速面では殆ど良さが出なかったのは微妙で、このレースに限って言えば着差以上に上位2頭とは差があると感じます。
 まぁ藤原厩舎の馬ですから叩いて変ってくるかな、とは思いますし、前半のポジショニングの良さなどはセンスを感じさせましたので、そのあたりに期待ですかね。

**★8/26(土) 小倉5R 芝1200m戦**

 小倉も金曜の雨で芝は稍重スタート、とはいえこちらも大した影響はなく、せいぜい0,5秒くらい見ておけば充分、というところでしょうか。
 1Rの未勝利で1,08,7が出ていますし、その意味でこのレースの1,09,7はまず新馬としては可もなく不可もなく、という所だと思います。

 ラクシュミーが逃げて3着のメイショウトラマツが番手、勝ったブラウハーツは一番良いスタートから三番手の外とベストポジションを確保します。
 2着に差し込んできたラペールノアールは、スタートは悪くなかったですが二の足でやや後手を踏む感じで、道中もややおっつけながらの追走となっていました。

 ラップは34,4(11,47)-35,3(11,77)=1,09,7(11,62)という推移でした。
 一応一貫消耗戦で、新馬らしくなく緩みがない中で、一定の追走力と要所の反応は問われているかな、と思いますが、レベル的にはそこまで高い一戦ではなかったですかね。

 勝ったブラウハーツはスタートが完璧でしたし、そこからもしっかり折り合って、勝負所からもスーッと進出出来ており、非常に優等生的な競馬だったと思います。
 父エイシンアポロン、というのも渋いですが、あの馬も器用で先行力がありましたし、そういう部分で良さを受け継いでいるのかなと。
 ただ絶対的な能力的には、ラストも結構落としていますしちょっと1200m路線では、という感じですかね。もう少し距離があっても上手く競馬出来そうですし、後半勝負で良さが出てくれば面白いのですが。

 2着のラペールノアールは、ティルナノーグの全妹ということで、本質的にはもうちょい距離が欲しい、という競馬でしたね。むしろこういうタイプが阪神まで待たなかったのは不思議ではあります。
 レースでもややスピード負けする形で、コーナーも外々ロスが大きいながら、ラスト1Fだけで3馬身差を軽く詰めて、自身はほぼラップを落とさない形で走破していると思います。
 まず脚を余しているとは思うので、やはり1600mくらいで見てみたい1頭ですね。

**★8/26(土) 札幌5R ダート1700m戦**

 札幌も雨の影響があり、ダートも稍重での開催でした。
 その割に極端に時計が速い、ということはなかったのですが、未勝利で1,46,4、最終500万下で1,44,9ですので、水準よりはちょい軽いかな、くらいですね。その意味ではこのレースの1,49,7は新馬としてもやや平凡かな、とは思います。

 展開は2着に粘り込んだアビームが逃げ、勝ったコンダクトレスは2列目のイン、3着イザベルローズはその一列後ろのイン、という隊列になります。
 コーナーから外目の馬が脱落していく中で、内を上手く立ち回った3頭がラスト熾烈な叩き合いになりました。

 ラップ的には30,8(12,32)-39,1(13,03)-39,8(13,27)=1,49,7(12,89)という推移でした。
 最序盤はそこそこ速く、そこからはほぼ一貫しての減速消耗戦の様相が強いですね。後半5Fは全て13秒台のラップになっており、その点でもレベルとしては疑問符がつけられるでしょうか。
 レースとしては一定の追走力と、後半の持久力に特化した内容だと思います。

 その中でコンダクトレスは内々を器用に立ち回って、最後逃げるアビームをしっかり捕まえたレースセンスは評価出来ると思いますが、能力的にはまだ足りないですので今後の成長に期待ですね。
 2着馬も完璧なバランスでの逃げで粘り切れませんでしたし、むしろ3着イザベルローズの方がラストでかなりしっかり詰めていて、足を余した印象はあるので変ってくる余地は大きいかもしれません。
 が、流石にこのメンバーから一気にダート路線で飛躍、というイメージは持ち辛いかなと思いますね。
posted by clover at 04:27| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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