2017年05月18日

2017 ダービー プレビュー

**★はじめに**

 さて、いよいよ今週は競馬の祭典、ダービーが行われますね。
 「最も運がいい馬が勝つ」と言われ、それ故に一国の宰相が「ダービー馬の馬主になるのは一国の宰相になるより難しい」と嘆いたという逸話がまことしやかに囁かれたり、ダービーだけは勝てない名騎手が、「ダービーを勝ったら騎手を辞めてもいい」とまで思い詰めて臨んだと伝えられる舞台、果たして今年はどんな劇的なドラマが繰り広げられるのでしょうか?

 日本の競馬が社台グループの独擅場になって久しいですが、今年も社台グループ生産の出走馬が大半を占める中で、簡単に白旗は上げないと、この一世一代の舞台で下剋上を狙う馬も多く、どこからでもドラマの切り口を見つけられる面白いメンバーが揃ったと思います。
 
 今年のメンバーをパッと見て面白いな、と思ったのは、「三本の矢」的な視点ですかね。
 名門池江厩舎が、アルアイン・ペルシアンナイト・サトノアーサーという折り紙付きの良血3頭で上位独占を試みます。
 一方音無厩舎も、アドミラブル・ダンビュライト・アメリカズカップの3頭で、特に先行馬2頭が上手く流れを組み立てる形で進められそうなのは面白い組み合わせです。
 また若手の松若Jが、デビューからずっと乗り続けた馬でダービーに参戦する、というのも、最近ではあまり見られない光景になっただけに趣きがあり、鞍上関係で悶着があったと推測される皐月1,2着勢より判官びいき的な視座を置きたくなります。

 そして、この2つの厩舎はそれでも走るのは全部社台の馬、という情勢であり、それに対する非社台勢も駒をしっかり揃えてきました。
 その急先鋒たるラフィアングループも、トラスト・マイネルスフェーン・ウインブライトときっちり「三本の矢」を整え、こちらも前に行く2頭で展開を支配して見せ場を、というチーム戦術の介在を予感させる布陣になっています。
 グランバズドリームからはやくも30年、マイネル総帥自身が子を為し、その子から孫が生まれて、自身が祖父と呼ばれるだけの時間を経た中で、今もなお一向に衰えないダービーへの情熱が、ここで花開くことはあるのでしょうか?

 その他でも、宮本厩舎の個性派2頭出し、近年ダービーに相性のいいノースヒルズの刺客、昨日のオークスで戴冠し、遂に王道ローテーションで悲願のダービー制覇、2週連続クラシック制覇を狙う藤沢厩舎×ルメールJなど、見所が多過ぎて何から紹介すべきか筆は彷徨うばかりです。

 どうあれこの精鋭18頭の中から「もっとも運のいい馬」となれるのはただ1頭だけ(流石に同着は計算に入れないでいいですよね)、その競馬シーンでも有馬記念に並んで最も予想の盛り上がる1週間を前に、改めてそれぞれの軌跡などを振り返り、ヒントを探っていきたいと思います。

**★レース傾向分析**

 昨日のオークスも超高速馬場でしたが、来週からはCコースとなり、その傾向に更に拍車がかかります。
 現状週間天気予報を眺めている限り、週中週末共にやや怪しい予報にはなっていますが、少なくとも良馬場なら絶対的なイン有利、先行有利が確立されて、それは近年の1枠に入った馬の活躍度を見るだけで顕著でしょう。どうあれ枠のバイアスはかなり大きいレースになります。

 データ的には、過去10年で見るとロジとオルフェの年、2回の超不良馬場がかなり数字を狂わせるので、一応良馬場前提で、近5年の平均で見ていこうと思います。
 そのラップは35,4(11,8)-36,6(12,2)-37,4(12,47)-35,0(11,67)=2,24,4(12,03)という推移になっています。

 傾向的にはオークスと似ているところはあり、テンはコーナー入り口でいいポジションを、という意識があるのでやや速くなって、中盤である程度緩むもオークスほど極端でなく、上がりの勝負の度合いは強いものの、レース全体の総合力・底力も応分に問われる展開になっていると思います。
 特に近年は、馬場自体が超高速で、ある程度淡々と流れているようでも有力馬ははっきり余力を残していて、結果的に上り坂地点でかなり質の高い切れ味を問われる傾向があり、メンバー構成や展開で左右されるところはあるとはいえ、基本としてそのあたりは意識しておきたいところですね。

 元々古い時代のダービーは「ダービーポジション」といって、最低でも最初のコーナー過ぎで10番手以内につけていないと勝てない、と言われていました。
 それがサンデーの出現で後半型の爆発力を生かす馬が増えた事で一時期死語になっていましたが、ある意味で近年は、改めての「ダービーポジション」というものが問われる時代になってきています。

 それは上で書いたように枠のバイアスがはっきり強く出るロケーションでの開催が定着した事と、競走馬全体の素材の底上げで、どれだけ強い馬でも展開無視で楽に勝ち切れるものではない、それが出来るのは一握りの歴史的名馬だけ、という背景があります。
 ともあれ、近年のダービーはポジショニング、特に横のポジショニングが大切で、どれだけ内に潜り込めるかによって、ちょっと力の足りない馬でも台頭できる舞台にはなっています。
 逆にずっと外々を回すのは、昨日のミヤビを見てもわかるように不利ですし、かつコーナーで前が引き上げる展開だと余計に捲りが効きにくい府中の3~4コーナーでは致命傷になってきます。

 そこの立ち回りで後手を踏むと、坂地点で速いラップを刻まれてもついていけず、最後に差してきても時すでに遅し、となりやすいので、特に差し追い込み脚質の馬はある程度の器用さや押し上げの意志、或いは絶対的な後半要素がない限り強く狙いにくい、というのはあると思います。
 やはり全体的には先団~中団手前で流れに上手く乗る馬が一番安定して上位に絡んできますし、ポジショニングはひとつ大きな武器になる舞台だと言えるでしょう。

**★有力馬所感**

・アルアイン

 レベルの高い毎日杯経由で生まれた久しぶりの皐月賞馬が、堂々と2冠の舞台に挑戦してきます。
 ここまでのローテーション的にやや短距離色が強い事、皐月賞もそれに噛み合う高速決着だったことなどから、距離に対する懐疑論はどうしても出てくる馬ですが、個人的には充分こなせる範疇だと思っています。

 これまで歴代の高速決着皐月賞では、確かに先行して上位に入った馬はあまりダービーで好成績ではないですが、今年の皐月賞はペース的には59,0-58,8と平均で仕掛けも速く、レース全体のタフさがかなり問われていました。
 その上でラスト1Fも11,7と失速しておらず、ここでしっかり最後まで粘り込めた馬が上位に来ている観点からすると、ダービーとの連関度は決して低くない、と考えています。

 勿論この流れで外から差してきた馬の方が、よりダービーの展開には向く、という見立ては正しいのですが、今年の場合その差し勢でダービーなら絶対に巻き返せる!と思えるほど迫力のある差し脚・伸び脚を見せた馬はいないので、その点でも相対的に評価を下げる理由はない、と見做せます。
 またこの馬自身緩急のつけ方が非常に上手で、スタートから出していっても引っ掛からないですし、器用に好位のポジションを確保できるのも、昨日のソウルを彷彿とさせる総合力です。
 
 毎日杯から見ると、絶対的な持続力としては最上位ではないかもしれませんが、それでもポジショニングの上手さと動き出しの鋭さ、瞬発力の質と一定の持続力を兼ね備えているので、極端にハイペースとか、中盤全く緩まないタフな流れ、とかでない、後半勝負の色合いが強くなる場面ならまず信頼が置ける1頭だと思っています。
 ただ勿論どんな展開でも圧倒出来るほどではないので、いい枠を引けば本命視まであるし、外枠だと多少割り引くだろうな、という感覚です。

・ペルシアンナイト

 皐月賞は内からデムーロJらしい捌きで進出しての惜しい2着でした。
 このあたり、競馬の内容的にもコース取り的にもアルアインよりは評価は出来なくて、立ち回りが噛み合ったのは確実にありますし、ラストの持続面で結果的にアルアインに見劣ったのは事実です。
 アーリントンカップは強い競馬でしたが、それでもラスト12,3とかなり落としていて、持続力面では強気になれるほどではないかなと思いますし、かつアルアインに対しては序盤のポジショニングの拙さははっきりマイナス材料として浮かんできます。

 距離自体はしっかり折り合えればこなせる範疇と思いますが、道中どうしても中団からその後ろ、となると立ち回りが難しいですし、まして今回はあまり動き出しの意識を持たない戸崎Jに替わります。
 この乗り替わりで序盤のポジショニングが良くなる可能性もあるとは言えますが、しかしダービーというレース自体が、直前の乗り替わりではまず勝てない、というジンクス・伝統を内包しており、その点でも強く推せません。

 無論絶好の最内、とかそういう条件なら軽視は絶対に出来ないと思いますが、皐月賞上位組の中では今のところ一番評価を下に置いている、というところですね。

・ダンビュライト

 この馬の皐月賞3着には驚かされました。
 結果的に良馬場で淡々と流れる展開が噛み合ったと思いますし、それでもこのコーナー勝負の度合いが高いレースで外々を通しながらラストまでしっかり食い込んできた脚には見所がありましたね。

 一連のトライアルでは動き出しの鈍さなどで取りこぼすシーンが多かったですが、今回距離がさらに伸びてポジショニングが楽になり、かつ左回りに替わるのは好材料に思えます。
 2歳時とはいえサウジアラビアロイヤルカップでは、つくづく離脱が惜しいブレスジャーニーの2着とはいえ要所の加速ラップでそこそこ動けていて、新馬の価値とも合わせて右回りより不器用さを糊塗できる可能性はあると考えられます。

 勿論このレベルに入って、スローから直線ヨーイドンで切れ味勝負になればはっきり足りない、とは思いますので、そのあたりをどう鞍上が意識してくるかは注目です。
 また伏兵陣がかなり飛ばしていく意識があるかもしれないメンバー構成ですし、このあたりは次のクリンチャーで詳しく語りますが、レース全体が淡々と緩まずに流れ、この馬場でもレースの上がりが35,0程度に収束する流れに上手く乗っていければ、アルアインに対しての逆転も充分視野に入れていい1頭だと思いますね。
 またある程度渋っても対応できるのも皐月上位組の強みで、その辺諸々加味しても、重く狙うかはともかく、確実に印は回したい1頭になります。

・クリンチャー

 この馬の皐月賞4着も同様に驚かされましたが、一方で明確に弱点も露呈するレースになりました。
 結局この馬的にはあれでもペースを引き上げ切れなくて、ラストで上位が切れ味を生かせる展開になってしまった事で、直線入り口での瞬発力の差で負けたレースになっていて、今回鞍上がそれをどれくらい意識してくるかが肝になります。

 レース自体はマイネル勢がまたある程度前目でペースを作ってくる意識はあると感じますが、この馬としてはそれをぶっ壊して自分から逃げて淡々と刻む意識が欲しいところです。
 それこそディープブリランテの年のように、前と後ろがはっきり分断されるくらい速い流れを前で刻み、ラスト3Fでレースラップ11,5より速い脚を必要としない展開を作り、自力で23秒台後半まで引き上げる、これが出来れば勝ち負けだと思います。
 この馬も未勝利以後の成長力が素晴らしいのであまり参考にはならないかもですが、新馬戦ではタガノアスワドのドスロー支配からのギアチェンジ、瞬発力に全く対応できていなかったので、その点では今でも期待しない方がいいでしょう。

 兎にも角にもペース、2400m全体を平均かややハイで刻み切る胆力を持てれば勝利の絵図は描ける1頭だと思います。
 ただ出足自体はそこまで速くないので、この馬に限っては内枠より真ん中からやや外目、くらいのほうが、確実に自分の形に持ち込めるという点でプラスに働くかもしれません。
 他の逃げ先行馬との並びなども考慮して、しっかり自分の形を作れそうなら強く警戒は置きたいですね。まあ藤岡Jでそこまで出来るか、という信頼度はともかく、すみれSは地味に超ハイレベルでしたし、見た目以上に強い馬だと思うので楽しみです。

・アドミラブル

 ダービー路線に彗星のように現れたアドミラブルが、青葉賞の余勢を駆ってここも勝利できるか、大注目です。
 素材的には今年の3歳牡馬屈指だとは思っていて、前走も平均に流れる中府中では鬼門の3コーナーからの大捲りで全馬を楽に飲み込み、その上でしっかり破格の持続力を見せつける凄まじい競馬をしました。

 ただ今回は当然その反動が心配になりますし、青葉賞から勝ち馬が出ていないジンクスも重いです。
 かつ青葉賞経由でダービーで好走した馬の大半が関東馬なので、陣営も最初からそれを配慮した仕上げだったとはいえ、この時期で2度の輸送がどう響くか、そのあたりはやってみないと何とも言えません。
 また近走デムーロJに替わってからはややスタートが悪く、18頭立てのダービーで最後方から、となると、流石にこの馬でも厳しいものはあるので、ある程度ポジションをスタートで意識できるかは大きなポイントになってくると思います。

 ただ、皐月路線や別路線の差し追い込み馬をまとめて見ていっても、やはりこの馬の素質、破壊力は図抜けていると感じられますので、それこそドゥラメンテのように中団くらいにまで取り付けるなら、最悪道中外々でも押し切れる可能性はあると見ています。
 これも枠次第ではありますが、史上初の青葉賞からのダービー馬を期待してもいい素材なのは確かですし、今のところ私も本命か対抗は打つつもりでいます。

・サトノアーサー

 ディープインパクト産駒の秘蔵っ子として、池江厩舎がダービーを取る為だけのローテーションを組んできたこの馬も当然怖い1頭になります。
 一応能力面では毎日杯のアルアインと半馬身差、というところで担保になりますし、毎日杯からダービーに繋がるパターンはやはり差し追い込みの方が優勢なので、その点はプラスになるでしょう。

 一方で流石に毎日杯以来、という緩いローテーションは気になりますし、はじめての多頭数競馬で後ろからは確実なので、厳しい競馬をしていないという点でどうか、という観点も出てきます。
 追走力や持続力などの個々の部分では水準はクリアしているものの、やはりポジショニングや器用さがない点などを鑑みても、レースも後方から外に持ち出して、という教科書通りのものになりそうで、それで突き抜けられるほどの素材とは感じない、というのが現状ですね。
 ある程度全体が流れつつも馬群は団子、とか、一定の展開の利がないと圏内までは厳しいと思います。

・ダイワキャグニー

 弥生賞では口向きの悪さを見せて惨敗したものの、最終チケットのプリンシパルSでは非常に強い競馬で完勝してきました。
 このレース自体はハイペース、かつ中盤も緩まない流れで底力が問われたので、その意味ではダービーに繋がる点もありますし、かつセントポーリア賞では一転中緩みからの加速力/瞬発力戦で鋭さを見せているのもこの馬の素材の奥深さを感じさせます。

 走りからはスピード色は強いものの、この時期の2400mならこなせる範疇でしょうし、ある程度先行力がありつつどんな展開にも対応できるのは強みになってくるでしょう。
 折り合い面に一抹の不安があるので、好走を期待するなら内枠はまず必須だと思いますが、3列目のインで我慢できる展開とかならかなり怖い1頭で、左回りではまだ能力的にもそこを見せていないので、充分に穴馬の資格はある1頭になると思います。

・スワーヴリチャード

 ローテーション的には王道も王道、その上で皐月賞も正攻法で外を回して伸び切れず6着と、掲示板は外したものの差し馬勢では一番強い競馬を見せてきました。
 この馬も左回りに替わって距離延長はプラスでしょうし、ゆったりしたローテーションで余力もあるでしょうから楽しみはあると思います。

 ただ前走もそうですし、勝った共同通信杯も、数字的に見ると少し持続力面では弱いところはあり、その意味で今回もポジショニング意識は相当に重要になってくると思います。
 やはり外々から差し込むほどの素材ではないかな、と感じるので、狙うなら内枠で中団より前を取れた時でしょう。

・カデナ

 こちらも王道路線を歩んできましたが、スピードが問われた皐月賞は案外でした。
 道中インから動いたのが良くなかったのか、揉まれる競馬に怯んだのか難しいですが、どうあれ立ち回りとしてはかなり完璧だったのにラスト1Fで全く食い込むところがなかったのは不満が残る内容だったと思います。
 
 今回もある程度先行意識の強い馬がいますし、超高速馬場で時計面も問われてきて、距離延長がプラスに働いても果たしてドスロー戦の時のような切れ味を使えるか、というのは悩み所です。
 元々コーナーの立ち回りが意外に上手い、という点もありますし、直線長いコースで小細工なしにズドン!とキズナパターンを狙うのは流石に厳しいかな、と感じますので、今のところは印の当落線上、という評価ですね。

・レイデオロ

 皐月賞は休み明けで仕上げも緩く、レースも前半から付いていけずにインベタでラストだけ、という競馬でした。
 そこで5着まで押し上げたのは素材の証ではありますし、年明け2戦目という余力溢れるローテーションは面白いですが、ただこの馬もポジショニングはかなり甘い馬です。
 後半の機動力や瞬発力の質などもまだ未知数のところはあり、中山路線の中でだけ見てもコマノインパルスあたりにも動き出しでは後手を踏むシーンがあったりするので、ここで改めてどういう競馬が出来るか、どうあれ全体的に総合力を2歳時より一段上げてこないと勝ち負けまでは厳しいかな、と思います。

 まあルメールJですので、出来る限りのポジショニングと動き出しの意識は最低限持ってくると思いますし、いい枠を引いて、昨日のソウルのように要所でスッと動ける位置に入りこめれば怖さはあります。ただ皐月賞自体は上位6頭の中でも一番内容はない、と思っているので、この馬も取捨に悩むところですね。

・ベストアプローチ

 この馬も距離延長とスムーズに走ることでしっかりポテンシャルを見せてきたと思います。
 前走を見ても持続力ではアドミラブルに完敗ですので、上位に食い込むには徹底してインに拘るなりの思い切った戦法が必要になってくるでしょう。
 昨日もディアドラで華麗なイン付きで沸かせた岩田Jですし、そのあたりが噛み合えば上位進出の可能性はあり、現状穴馬の1頭として考えています。

・ウインブライト

 皐月賞はスプリングSで減った馬体の回復が難しかったと思いますし、外枠も厳しかったと思います。
 距離延長は全く苦にしないと思いますが、切れ味はあまりなく持続力面も未知数ですけどおそらく甘いとは思うので、ここで勝負に行くなら思い切った先行策がいいのではないかと考えます。
 トラストなどに速い流れを作ってもらって、血統的な面からのスタミナを優位に生かす流れ、立ち回りが出来れば完全に見限るのは怖い1頭だと思いますし、いい枠が欲しいですね。外枠なら流石に厳しいでしょう。


**★思い出のダービー**

 一番印象深いのはスペシャルウィークですかね。
 あの直線、一瞬で隙間を縫って突き抜けた脚は驚異的でしたし、その時の実況の「並ばない!並ばない!あっという間に交わした!」というフレーズも耳にこびりついています。
 ああいう後半型の競馬が確立したのもこの馬から、という印象ですし、メンバー構成の豪華さなども含めて記憶に新しいです。

 近年だとやっぱりドゥラメンテですね。というか結局、本当に強い馬が直線半ばで早々に抜け出して勝つレースが一番ダービーらしく感じて好きです。
 あの年も今年同様に超高速内伸び馬場で、レース全体も淡々と流れて最も遅いラップが12,5と押し上げにくい展開の中、それでも外々を堂々と進出して直線坂で10秒台に入る圧倒的な切れ味で突き抜けたレースぶりは凄まじい、の一言でした。
 つくづくこの馬があの後も無事なら、今の競馬シーンはもっと盛り上がっていたと思いますし、今が全盛期のキタサンとの対決をもう一度見て見たかったなぁとしみじみ思いますね。

 今年は皐月賞から続く混戦の下馬評が覆らぬままここまで来ましたが、終わってみれば、昨日のソウルのようにこの馬は本当に強かった!と思えるレースが見られるのを大いに期待しています。
posted by clover at 04:05| Comment(0) | 雑談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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