2017年03月23日

2017 ダービー卿チャレンジトロフィー レース回顧

 一昨年の衝撃のモーリスが記憶に新しいダービー卿チャレンジトロフィー、今年はコツコツと力をつけてきた大型馬ロジチャリスが、やや力の要る馬場で前々から押しきる強い競馬を見せました。レースを振り返っていきましょう。

 もう少し渋り気味になるかな、と思ったのですが、直前の10Rが33,9-35,3と一貫減速消耗戦で1,09,2でしたので、稍重の表記通り1秒ちょっと時計がかかっている、というイメージでいいと思います。
 展開としてはロジチャリスが絶好のスタートからハナを伺うものの、大外のクラレントが一気に進出して先頭、ロジが番手につけてそれをキャンベルジュニアがマークする形になりました。
 中目の先行馬はあまりダッシュが良くなく、マイネルはそれでも前に取りつくチャンスはあったと思うのですがキャンベルの外で我慢、ダイワはその後ろで、グランシルクは中団やや後ろのインコースで前がばらけるのを待つポジションになります。

 ラップは36,2(12,07)-23,8(11,9)-34,7(11,63)=1,34,7(11,83)という推移でした。
 思ったより馬場は重くならなかったのに対して、騎手の意識が後ろ寄りで、ハーフだと48,2-46,5とかなりのスローで、後半が11,8-11,5-11,6-11,6と、コーナーで延々速いラップを問われてかつラストも落とさない流れなので、基本的に前目内目でないと、という競馬ではあると思います。序盤のポジショニングの積極性が優劣を分けた感は強いですね。

 勝ったロジチャリスは、好枠から絶好のスタートで、逃げてもいい、という気概を見せつつ、クラレントが注文を付けていってくれたので悠々と番手でレースをコントロールしていきます。
 すごく切れる脚のあるタイプではないのがきちんと把握できているからか、しっかり半マイルから動いて前をつつき、極端に速いラップを踏まないように分散させながら直線、外から一瞬の切れ味で出し抜いてきたキャンベルに馬体を合わせてからがしぶとく、ラストまでラップを落とさずに粘り込むという、中々に会心の騎乗だったと思います。

 完全に高速マイルですと、ちょっと前傾に寄り過ぎると辛さはある馬と思いますし、その意味で今日の馬場はパワーも兼備するこの馬には程良かった、と見ていいと感じます。
 より高いレベルで、となるとマイルより1800mのほうが、という感じはありますが、素材としてはやはり中々に魅力のある馬ですよね。今後もGⅢレベルでならコンスタントに走ってくると思いますし、噛み合えばそれ以上でも、と見立てておきたいです。

 2着のキャンベルジュニアも正攻法で強い競馬は出来ていると思います。
 ただこの馬の場合、ある程度4コーナー中間くらいから早めに動いて前を捕まえに行っており、そこで最大瞬間の一脚は使ってしまった感じで、そこからの持続力を問われてもう一歩足りなかった、というべきでしょうか。
 前走と比べて考えるに、今はもう少し追走力が強めに問われた方が、と思ったのですが、今日は馬場もあるのでまだ決めつけられませんね。ただ安田記念に出られるようなら、ハイペースの展開で内枠、とかでちょっと警戒したいタイプになってくると思います。

 3着グランシルクは、まあこういう馬ですよね、という感じの3着ですね。どうしたってあと一歩決め手は足りないんですよね。
 無印にしたのはもう少し馬場悪化を見込んでいたのと、確実に馬群に包まれて動けない枠だなぁ、というのがあったのですが、そこそこ直線ばらけてくれたのもあり、一瞬自分の脚は使えた形ですね。
 でも現状マイルの後傾勝負だと足りないですし、良馬場でもう少し距離の短い所で、というイメージが強いですね。京王杯スプリングSあたりはそこそこ面白い条件になってくると思います。

 4着マイネルアウラートは、前走に続いてなにやってんですか、と言わざるを得ない消極的な競馬でしたね。
 基本的にはレース全体を使って勝負したい馬で、明らかに前がスローでコントロールしそうなところで、番手を取れているならともかくキャンベルの外で待ってしまうのは勿体なかったです。
 馬の素材を鑑みてもやっぱり直線で堅実に一回いい脚は使ってきますが、それが破壊的でもないし持続力も並なので、その脚を使って先頭に立つイメージでないと勝ち負けには厳しいわけで、これは正直、序盤にダイワも立ち遅れた感はあった中で、キャンベルは外からパスしてロジの後ろまで押し上げておけばなぁ、と思ってしまいますね。

 5着のダイワリベラルも文脈としては一緒で、一瞬しかいい脚はないんだからもう少しポジションに工夫が欲しかったなぁ、というところです。
 今日は多少出負け気味ではありましたし、枠的に無理をしたくない感覚は見え隠れしていましたけれど、中山マイルなら重賞は取れる器だと思っているのでなんとももどかしいですね。
 
posted by clover at 04:32| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください