2017年01月21日

2017 TCK女王杯 レース回顧

 TCK女王杯のレース回顧をしていきますが、まーやっぱり一筋縄ではいかないレースになりましたね。
 ディアマルコが好発からハナを模索する中、内からマイティティーが押して押して先手を取る形となり、レースラップは37,1-38,0-39,0と、極端ではないけれどハイペースとなりました。
 けれど後半4Fは13,2-13,6-12,4-13,0というややトリッキーなラップになっていて、マイティティーが早々と脱落する中で好位勢はフラットに進出しつつも仕掛けを遅らせることに成功し、結果4コーナーから直線入り口で都合1,2秒の急加速が問われています。

 当然大井なのでこういうラップ推移にはなりやすいですが、それでも加速幅としては大きい方ですし、ある程度このペースで脚を残せる追走力、要所での機動力、そしてラストの持久力が平均的に問われた形ではないかと思います。

 勝ったワンミリオンスはまぁ、どうしたってこれまでのレースの中でこの適性は測りにくいわけで、結果的には有る程度タフな馬場にも、この距離にもそれなりの適性があった、という事にはなるでしょう。
 レースは五分のスタートから先団、道中はホワイトフーガを外に置く形で並走し、コーナーではフラットに進出していくリンダリンダの後ろをついていって、直線ではそのインに潜り込みます。
 そこから最速地点でも置いていかれることはなく、そして最後の1Fでグイッと持久力を発揮して押し切ったのは、普通に強い競馬だったと思います。

 なんかマイティティーの失速とか、トーセンの故障とか見ていても、良馬場でもインコースは深くてダメなのかなぁ、と感じる向きもあったのですが、その中でそつなくギリギリ伸びる三分所を選んでの追走、進出は見事でしたし、馬自身も器用さ、切れ味、底力をまとめて高いレベルで証明してきたので、今後牝馬路線では核となる一頭になりそうですね。

 そしてリンダリンダには驚かされましたねー。
 好スタートから二列目の外くらいを追走し、前の二頭が早々に脱落する中でフラットにコーナー外目から進出して4コーナー途中で早々先頭、実質ラスト3Fはほぼこの馬のラップという中で、余力を持ってあの加速戦を演出できたというのは大したものでした。
 実際東京プリンセス賞も、直線で急加速が問われる流れで圧勝しているし、前走は接戦でトーセンに負けていたけれど、この馬としては不得意な消耗戦になっていたから、とも見做せて、前半の追走力を問われつつも一度息を入れての再加速戦、という、先行馬が優位な流れに嵌りこんだ時が一番ベストのパフォーマンスが出るタイプ、ということなのかもしれません。

 ホワイトフーガはまあ、少なくとも正攻法の競馬はしている中でのこの結果をどう受け取るべきか、ってところですかね。
 当然斤量差はある、ここはまだ叩き台でもあったろうし、本質的には流れきっての消耗戦の方が強い、と並べれば言い訳は立つのだけど、でも加速地点ではそこまで見劣ってないのに、ラストの持久力が問われた区間で、ってのはこの馬の資質を踏まえるとちょい不満はなくはない、という感じです。
 まあこの斤量だと、加速の疲労が大きい、と考える事も当然可能ですし、4着以下は大きく離している、時計も予想よりは出してきているところで、純粋に前2頭が強かった、とも見做せるでしょうか。
 とはいえ王道の競馬で恰好はつけたし、今年も牝馬ダート路線を牽引する一頭であることは間違いないですね。

 タマノはこういう加速幅が大きい展開になってしまうと苦しいし、タイニーはもろにインでマイティティーが下がってくるのを捌けなかった時点で終戦、やはり基本的に内枠からの先行は大井の上位レースでは罠になるパターンが多いですよね。
 マイティティーは今日のペースは絶対的な数字としてはそこまできついハイでもないはずだし、やっぱり純粋に軽い馬場専用機なのかなぁ、というところですね。京都や阪神の長めの距離で改めて見直したいところです。
posted by clover at 04:18| Comment(0) | レース回顧・地方競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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