2017年10月18日

2017 天皇賞(秋) レース回顧

 偉観――――強烈な雨にけぶる府中の杜を切り裂いて、まさかの出遅れからインをスルスルと抜け出してきた王者キタサンブラックが、不良馬場もなんのその、堂々たる4角先頭から押し切り、現役最強の貫禄を見せつけました。
 これで通算GⅠ6勝目、今期だけで3勝とほぼ2年連続の年度代表馬を手中に収め、かつタマモクロス、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、メイショウサムソンに次ぐ史上5頭目の、同一年度天皇賞春秋連覇を達成となり、改めて記録にも記憶にも残る名馬として、この雨すらも舞台演出のように煌びやかに見せていましたね。

 この身体的、精神的な強さは流石、の一言しかありません。
 ずっとこの世代はドゥラメンテ世代、と呼称されていたものですが、改めて粒揃いな強さを示すとともに、後代においてドゥラメンテ・キタサンブラック世代と並び評されるに値するだけのドラマチックな実績を残したものだと感慨深いですね。

 さて、普段より前置きが長くなりましたが、台風の影響で今週も予想を遥かに凌駕する猛烈な雨が降り注ぎ、先週の菊花賞に続き過去に例のないレベルでの不良馬場でのレースになりました。
 ここまでくると馬場差など考えるのも無粋な気もしますが、一応9Rの1000万下2000m戦が65,3-64,8=2,10,1でしたので、時計的にも充分GⅠとして通用するレベルで上位2頭は駆け抜けた、と言えそうですね。
 流石にここまで悪化してしまえば、無論馬場の巧拙は出てくるにせよ最終的には底力勝負の側面が強くなりますし、強いて言えば普通の重不良レベルよりも更にスタミナ面は問われたので、基本マイラー、というタイプですと苦しかった可能性は見ておきたいです。

 レース展開ですが、普段は素晴らしいスタートを決める筈のキタサンブラックが、ゲートに突進して出遅れる、という波乱がありました。
 好スタートを決めたのはサクラアンプルール、ネオリアリズム、リアルスティールあたりで、この内枠の馬が外に進路を探りつつ先行していくのを、ロードヴァンドールが注文通りに出していって交わして先頭に立ちます。
 五分のスタートだったサトノクラウンもじわっとインにコースを取って、距離のアドバンテージを生かしながら先団に取りついていき、外からシャケトラとミッキーロケットも先行策を選びます。

 中団あたりは、馬群の真っ只中にヤマカツエースがいて、その外にソウルスターリング、そして出遅れたキタサンブラックがサトノクラウンの後ろを通す格好で中団のインに押し上げ、更に内側に潜り込んでグレーターロンドンが位置を上げていきます。
 その後ろにステファノス、カデナ、ワンアンドがいて、ディサイファも大きく出遅れたものの途中からインを使って挽回、そしてマカヒキが後方2番手の外目でじっくり構え、最後方の外にサトノアラジン、という隊列になりました。

 ラップは38,6(12,87)-51,0(12,75)-38,7(12,90)=2,08,3(12,83)という推移でした。
 ハーフで見ると64,2-64,1と綺麗な平均ペースになっていて、中盤も真ん中の2Fだけ13秒台と僅かに緩んだものの総合的に見れば中盤4Fが一番速いくらいと、この馬場での追走面を問われつつ、息の入りにくいタフな展開になっています。
 かつ後半5Fが13,1-12,4-12,0-12,7-14,0と相当に波の大きい推移になっている事、そして800-600mの3~4コーナー中間くらいから一気にペースが上がって、600-400mのコーナー出口~直線入り口で最速ラップを踏むという、極限まで底力を問われる厳しい厳しい展開です。

 当然馬場の巧拙はあり、コーナー地点でインを通すことが出来た馬が相対的に楽だったのは間違いないでしょう。
 とはいえ、この馬場でこの仕掛けの早さ、かつ一瞬の脚の鋭さは驚異的なものではあり、本来のキタサンのスタイルである、早めに仕掛けての持続力特化勝負に様相としては似通っていると言えるでしょう。この馬場で持続力水準に入っていたかは正直判別がつかないですが、ラストに大きくバテているところを踏まえても、勝負所のラップはえげつなかったと考えていいです。
 とにかく結果的にはインを通した馬、前付けした馬しか勝負にならない展開ではありましたし、それを可能にする精神力と馬場適性、そして純粋な底力が正直に結果に反映したとみてもあながち間違いではないと思います。

 勝ったキタサンブラックは、まさかの出遅れで万事休すか、と思わせてからの圧巻の逆転劇は本当に見事でしたね。
 馬格があって走りも掻きこむようなイメージなので、こういう馬場はこなせるとは思っていましたが、かなり荒れていたインを通しても全く苦にしないあたり道悪の鬼だった可能性まであります。
 むしろ出遅れた事でかなりごちゃついた先団争いを尻目にイン決め打ちが出来ましたし、これが五分のスタートでいつもの先行策だったらここまで器用さを生かす立ち回りになったか、と思えば、文字通りピンチをチャンスに変えた乾坤一擲の好騎乗ではあり、かつ馬もそれに完璧に応えてきた、と言えそうです。

 コーナーワークでスルスルと進出し、ほぼ4角入り口で外のグレーターロンドンを弾き出すようにして先頭でしたが、ここはこのレースにおける圧倒的な最速ラップ地点でした。
 レースの上がりが38,7で、この馬の上がりが38,5、そして残り400mでは完璧に先頭に立ちきっていることを踏まえると、いかにコース利があったとはいえ、この馬場であの地点を11,8で乗り切っている計算になります。
 これだけ重い馬場でこんな切れ味を引き出せたのは本当に驚異的ですし、それは持ち前の器用さ、加速性能があってこそで、結果論的に言えばサトノクラウンの追撃を凌ぎ切れたのは、この地点の切れ味の差で上手くリードを作れたから、と言い切っていいと思っています。

 ラップの落ち込み度合いに差はあれど、去年のJCや今年の大阪杯なども、この馬自身は600-400m最速で一気にリードを作り押し切るのが勝ちパターンではありますし、この馬場でもそれを踏襲してきたところに王者としての凄みを感じます。
 流石に最後はいっぱいいっぱいで、タフさでは現役最強のサトノクラウンに詰め寄られたものの、内から来たらもう一度踏んばってもいましたし、今日は本当にこの馬の凄さがぎゅうっと詰まった素晴らしいレースを披露してくれた、と思いますね。

 ただこの秋初戦でこれだけ走ってしまって、流石に疲労は残るでしょうし、残り2戦にどう影響するかは慎重に見ていきたいところです。
 ダービーや宝塚など、限界を感じると馬自身が自分でやめる賢さ(狡賢さ、とは評したくないですよね)もあるのですが、とりあえずこの秋からはハードトレーニングをやめて維持する方向に切り替えた、という話ですし、それが功を奏するのか、最後まで王者に君臨したまま現役生活を終えられるのか、残り2戦、結果はどうあれこの馬が中心となっていく事は間違いないですね。

 2着のサトノクラウンも、ここまで馬場が重くなってしまえば、実質平均ペースでも絶対的な速度は問われないので、持ち前の後半の持久力、しぶとさを生かすことが出来たのかなと思います。
 ただこの馬にとって少し辛かったのは、本来緩急の少ない淡々と一定のラップを刻むスタミナ勝負こそ、という面がある中で、まさかこの馬場でキタサンがあんな鋭い出し抜きを見せてくるとは、というのがあったと感じます。

 この馬も比較的ずっと内目を走っていましたが、コーナーで加速していく流れの中で少しズブさを見せてもいて、前は基本的にクリアな状況だった中でも、コーナー出口~直線入り口の地点でスッと3馬身くらいキタサンに離される格好になってしまいました。
 つまりこの馬にとっては、この馬場で引き出せるラップは12,3~4くらいが限界で、器用にそこから加速できる馬でもなく、とにかくバテない強みを生かして、ラスト200mの食い込みで肉薄した、と考えていいでしょう。
 その視座で言えば、キタサンとサトノは近い位置にいつつも、それぞれが最大の持ち味を発揮できるパターンで走破してきた、とも言えますし、その中での結果ですので、現状はまだキタサンの総合力面に分があった、と見做していいと思います。

 ただこの馬は本当にレースに順調に使える限りはタフですし、JC・有馬と距離が伸びるのは大歓迎でしょう。
 特にJCはここ2週の雨の影響で、この先も高速馬場には戻らずに実施される可能性がかなり高いですし、逆転の目は充分にあると思います。
 デムーロJも流石のGⅠでの存在感でしたし、こちらも極限までタフな流れの中で見事なレースだったと思います。

 3着レインボーラインは、それこそレインボーアンバーの血が疼いたか、とオールドファンが首肯しそうないい内容でした。
 この枠でやはりスタートはそんなに速くありませんでしたが、岩田Jらしく内目をタイトに回ってじわじわと押し上げていき、4コーナーで加速する地点でもしっかり反応して、馬群の間をスムーズに抜けて追撃することが出来ました。

 それでもキタサンの切れ味とサトノの持久力には共に完敗、という形で、勝ち切るには決定的な武器がない、というのはあるでしょう。
 馬自身はある程度流れた方が持ち味が生きると見ていますし、去年のJCはかなり消極的な位置取りにはなってしまっていたので、そのあたりで攻めていければ前進があっても、とは思います。
 けれど上位2騎はタフな馬場では相当に強いですし、まともだと難しいのかな、と思わせる力負けでしたね。

 4着リアルスティールも頑張ってはいると言えます。本当にドゥラメンテ世代のクラシック善戦組はその後大成しているなぁと。
 こういう馬場が決して得意ではない中で、スムーズにスタートを決めて、かつそれなりには折り合いをつけての競馬が出来ましたし、外からの正攻法を取った馬の中では最先着ですので、勝ちにいっての負け、という形で納得は出来るのではないかと思います。

 結果的に言えば、これだけスタミナが問われる条件で、去年のJCと似たようなイメージがありますね。
 JCもキタサンの作る600-400m地点最速の流れに早めに乗っかっていってラストやや失速、という形ですし、本質的に持続力/持久力勝負でなく、もっとゴールに近いところで一瞬の切れを生かす、毎日王冠のような展開がベストと考えれば、やはりキタサンは目の上のたん瘤なのだなぁと。
 多分次は距離適性も踏まえて香港でしょうが、こちらはスローになりやすく、かつ直線勝負で切れ味が問われる年も多いので、噛み合えばチャンスはあると思います。

 5着マカヒキは、この良くない条件の中で、辛うじてダービー馬としての沽券は示したのかな、と思います。
 馬場が合ったとは思いませんが、それでも後方から追い込んできたのはこの馬だけで、上がりだけなら上位2頭とも遜色なく、ラスト1Fの相対的な伸び脚は中々のものでした。

 やはり純粋にこの馬は自身後傾で入り、後ろでじっくり構えて外から順々にギアを上げていく過程を踏まないと、本来の末脚が引き出せないタイプなんだろうなぁと感じます。
 ダービーだけ例外的にインからスッと反応できていますが、なんかワンアンもそうですけど、ダービーの舞台でだけ一世一代の反応の良さで勝ち切った、と考えておくべきで、本質的には器用さはあまりない、展開待ちで長くいい脚を使うことに決め打ちするべき馬だと改めて思いました。
 JCは距離的にタフな馬場と考えると微妙かもですが、適度に外枠でしっかり自分の形が作れそうなら、更なる上昇を期待してもいいのではないか、と感じさせる走りでした。

 6着ソウルスターリングもこの馬場で正攻法、年上の牡馬に揉まれながらもよく頑張ったと思います。
 結果的にこの馬場でこの展開でも、ある程度最後脚を使えた、という事からすれば、距離適性的には2400mくらいが一番合う可能性は考えたいですね。
 オークスは本当に強い競馬でしたし、良馬場でこそ、というイメージをある程度は払拭する走りでしたが、長い距離の方が相対的に特化的な切れ味を問われにくいのも含めて噛み合う気はします。

 ただJCはレイデオロがいますし、多分出てこないんでしょうね。条件としてはむしろプラスに思えるのですが。
 香港を使うなら個人的にはカップよりヴァーズに行ってみて欲しいです。ハイランドリールの早仕掛けを追いかけていく形で結構面白さがありそうな気がします。

 ともあれ、この馬場で全く競馬にならなかった馬もいる中で、本当に人馬ともにしっかり完走できたのは何よりでした。
 先週に引き続きダメージの残りそうな競馬でしたが、古馬主軸としてはだからといって残りの2戦をオールスキップ、など泣き言も言えないでしょうから、しっかりケアして改めてそれぞれが持ち味を生かす強い競馬を披露してくれたら、と思います。
posted by clover at 04:07| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017 スワンS・アルテミスS レース回顧

**★スワンS**

 しとしとと執拗な雨模様、肌寒い空気の中で行われたスワンSは、3歳馬のサングレーザーがインからしぶとく差し切り4連勝、マイルチャンピオンシップの惑星として一気に頭角を現しました。レースを振り返りましょう。

 予想したよりも東西共に雨脚は遅めではありましたが、京都は午後から断続的な雨となり、このレースの時点では重となっていました。
 そして先週の影響も当然大きく、500万下のマイル戦が47,0-48,5とかなりのハイペースでも1,35,5止まり、1600万下の1800m戦もかなりのスローだったとはいえ1,49,8と、相当に時計がかかっていました。

 ただこの八坂特別では、後半11,9-11,0-11,6と意外に速いラップも踏めていて、でも勝ち馬が大きく千切ってのものなので、こういうタフな馬場に対する抜群の適性がないとまず鋭い脚を使うのは難しい条件、だったのは確かだと思います。多分9Rのタイムフライヤーなども同じ文脈で説明できるのかなと。
 そして内外結構満遍なく荒れているので、特に極端に外差し優位、という感じでもなかったように思います。力があって馬場にある程度フィットする馬ならどこからでも来れるけれど、基本的に差し込むこと自体が難しい馬場、とは感じました。

 レース展開は、まず外からトウショウピストがハナを奪い、ダノンメジャーとムーンクレストがそれについていく形で、外主導の先頭争いになります。
 内からは好スタートを決めたヒルノデイバローがポケットに入り込んで、その後ろにレッツゴードンキ、好位勢はキャンベルジュニアにベステンダンク、好スタートから少し下げた格好のセイウンコウセイなどがいて、その後ろにジューヌエコールとカラクレナイの3歳牝馬勢、サングレーザーとビップライブリーがインコースの中団やや後ろくらいでした。
 トーキングドラムやトーセンデューク、ミスエルテあたりが後方に構えて、淡々とした流れの中馬群は一団となって進んでいきましたね。

 ラップは34,9(11,63)-11,7-35,8(11,93)=1,22,4(11,78)という推移でした。
 極端ではないものの1秒の前傾ラップで、かつ中盤の緩みもない淡々とした内容で、減速度合いは小さいながらも一貫した消耗戦にもなっています。
 なので当然要所での急加速などはほぼ問われていませんし、この重い馬場での追走力面がかなり強く問われた感があって、かつ結果から見ればコーナーの立ち回りがかなり明暗を分けています。

 わかりやすく1~4番枠の馬と逃げ番手馬、という決着ですし、数字以上にコーナーで外々を回すロスを作りつつギアを上げて差し込んでくるのが難しい条件だったのかな、と感じますね。
 後ろの馬も息を入れるポイントがなかったのは確かですし、その意味で重い馬場でのスプリント力とパワー、純粋な底力もそれなりに評価出来る要素ではないでしょうか。

 勝ったサングレーザーは見事な立ち回りだったと思います。
 前半は流石にこの流れでついていくのは厳しかったですが、それでも内枠を利してじわじわとリカバー、ビップライブリーより前に入ってきたのは結果的に見ると好判断だったのだろうと感じます。

 血統面ではともかく、戦績からすればこういう馬場自体はこなすと思っていましたし、かつ機動性が高いので内をタイトに回りつつコーナーでしっかり差を詰めることが出来ました。
 この馬自身は推定で1秒後傾位で入れていることになりますが、しっかり自分からコーナーで動いてラストまでしぶとく伸びてくる持続面は中々のものがありますし、今の充実度がそのまま結果に反映された、と言えそうです。

 ただレース自体はどちらかと言うとスプリント色が強い感じはするので、やはり本番は1F延長が鍵になってくるでしょう。
 少なくともこの秋の京都はもう高速馬場に回復する余地は低そうですし、その点では噛み合うと思いますが、明らかに1400mのリズムがベスト、というタイプになっているので、そこをどう誤魔化してくるか、乗り役の腕が問われそうな印象ですね。
 当然相手関係もグンと強くなりますし、本番で外枠になってしまったら軽視でいいかな、とは思って見ています。

 2着のヒルノデイバローもそつのないいい競馬でした。本当にこの馬は多彩な条件で、しっかり人気以上に入ってきますね。
 今日はスタートも絶好で、芝に転向した頃とはまるで別物のようにスムーズにいいポジションを取れるようになりましたし、タフな馬場で少しどうかな、と感じるところもありましたが、楽に直線で抜け出しての惜しい2着でした。

 阪急杯などもそうですが、1400mだとある程度流れて自身平均前後で入れるのが一番噛み合うのかな、というイメージになってきますし、あと直線で坂のないコースの方が安定して走ってくるようです。
 良馬場でしっかり溜めても相当に切れ味と持続力を引き出してくるタイプなので、中々キャラが掴み辛いのはあるのですが、1200mですと確実に前傾についていくとオーバーペースになるので、今は1400mの平均ペース、かつ少し時計がかかる馬場がベストなのかもしれませんね。
 それにしても、いつも惜しい競馬をしつつ勝ち切れないのもこの馬らしいところで、面白い馬だと思います。

 3着レッツゴードンキは最低限かな、というイメージです。
 スタートはまずまずで、この枠なのでポジションは取りに行って3列目とほぼ理想に近い形で、ある程度引っ掛かるところはあっても許容範囲でしたし、直線もスムーズに捌いて序盤で進路はほぼ確保出来ていました。

 ただそこから伸び切れなかったのは、多分この馬場で前傾戦になって、ある程度しっかり流れに乗っていった分があるのかもしれません。
 スプリントのGⅠ2戦も、京都牝馬Sもかなりのスローバランスで良さを出していますし、この馬場で相対的にペースが上がり、息を入れるポイントもなかったことで削がれてしまった、と考えればしっくりくる負け方ではありますね。

 次は香港目標らしいですが、馬のタイプ的には平均からスローに振れやすい香港は噛み合う方だと思っています。
 内枠を引くことが勝ち負けには絶対条件でしょうが、ノーチャンスの馬ではないと思うので注目しておきたいですね。

 4着ピップライブリーも、準オープン時代の堅実さをここでもしっかり発揮出来ました。
 2走前のサングレーザー戦を踏まえればこれくらいは、というのはありますし、この馬も高速巧者でもありつつ、こういう荒れた馬場もしっかり走ってくるあたり、非常に頑張り屋のいい馬だなぁと思います。
 着順的にはやはり立ち回りがかなり大きなウェイトを占めたレースですので、そのままこのクラスで通用の目途、と言い切るには半信半疑ですが、相対的に他の馬が苦手とするコンディションで台頭してくる、という部分は頭に置いておくと良さそうです。

 5着ダノンメジャーは、馬場が抜群に合ったのと、追走面でやや苦しかったのが打ち消し合ってのこの位置、というイメージでしょうか。
 この馬はほぼ先頭列にいたので、そのまま1秒以上前傾の流れに乗っていますし、これまでの戦績からすればオーバーペースなのは間違いありません。
 ただそれでも後ろから鋭く差し込める馬がいなかったので粘り込めた、と思いますし、こちらはスプリント的な性能は高くないので、せめてマイル、やはりベストは1800mなのかなぁと思います。
 チャレンジCあたりで淡々と逃げればかなり面白いと思いますし、馬場が渋れば常に鬼ですので、そこも記憶に留めておきたいところです。


**★アルテミスS**

 こちらはギリギリ良馬場での開催となった、出世レースになりつつあるアルテミスSは、オルフェーヴル産駒のラッキーライラックが好位から危なげなく抜け出しデビュー2連勝を飾りました。レースを振り返りましょう。

 雨の降り始めが遅かった分、想定よりは一段階軽い馬場になりましたが、しかし全体的に見ても決して高速馬場ではなかったと思います。
 500万下の1800m戦が36,0-35,8-35,1=1,46,9ですので、特別に重い感じはないですが、それでも9Rの1000万下1400m戦に至るまで、上がり33秒台を駆使した馬が一頭も出てこなかったというあたりでも、純粋に軽さが生きる馬場でなかったことは間違いないと思います。
 血統的にもそういう、少しパワータイプの種牡馬が躍動している感じもありますし、このレースもそういう傾向は見て取れたかな、と感じます。

 コース自体はインも極端に悪くはないですが、やはり逃げ馬でも三分所くらいにまで出していくパターンが目立ちました。
 そんな風に馬群全体が外目に押しやられる傾向のせいもあるのか、あまり差しが決まる馬場ではなかったでしょうし、一瞬の切れ味を楽に発揮できる条件でもなかったと見ていて、これは当然明日も続いていくかなと思います。まぁもっともっと雨が降ったら逆にどうなるか難しいですけれど、今の時点では前有利が顕著だったろうと。

 レース展開は、サヤカチャンが好スタートからスッとハナに立ち、シンデレラメイクが二番手、ラッキーライラックも綺麗なスタートからいいダッシュでその外、好位列の外目という絶好のポジションを確保します。
 内からはラテュロスが上がっていってポケット、その間にタイトオーバーがいて、中団やや前にスカーレットカラーとトロワゼトワル、ハイヒールなどがいました。

 それを見る位置にグランドピルエット、人気のトーセンブレスはスタートはまずまずでしたが二の足が効かず、序盤から押して押して前に取りついていく形で中団やや後ろに位置する事となります。
 ダノングレースやウラヌスチャーム、ミスマンマミーアは後方からで、比較的淡々と流れて馬群がギュッと詰まった形でのレースになりましたね。

 ラップは35,4(11,8)-24,4(12,2)-35,1(11,7)=1,34,9(11,87)という推移でした。
 ハーフで見ると47,5-47,4と綺麗な平均ペースであり、三分割ですと多少中緩みはあるものの、それでもこの馬場で、この時期の2歳戦という観点ではかなり流れている方だと考えていいでしょう。
 後半4Fが12,3-11,4-11,5-12,2と、中盤で少し息を入れた上で、逃げたサヤカチャンがコーナーから一気にペースを上げていく持続力戦の様相が強く、ここで押し上げながら外々、になると最後息切れが顕著になりますし、力の要る馬場での追走面と、その上での後半要素、特に加速力と持続力を強く求められていて、切れ味はそこまで必要にならないラップ推移だと思います。

 差し馬はこのくらいの緩みですと流石に一気に押し上げる選択も取り辛く、まんまとコーナー最速の地点で脚を使わされてしまった感じが強いですし、非常にサヤカチャン@松岡Jがいいバランスで刻んできた中で、序盤のポジショニングセンスと総合力に秀でたラッキーライラックの強さが光る内容でした。

 とにかくこの馬はレースセンスがいいですし、安心して見ていられますね。
 スタートで楽にこのペースの中でもいい位置を取れましたし、追走で極端に削がれることもなく淡々とついていけて、その分だけコーナーでも無理せずに馬場のいいところを選ぶ余裕を持てました。
 コーナー地点ではサヤカチャンに少し出し抜かれる格好になったものの、坂地点でしっかり鋭く伸びてきており、この馬の上がりは11,5-11,2-12,0くらいではないかと思います。しっかり自身は坂地点で本仕掛けを敢行し、それに応えて鋭く伸びており、ラストも12,0でまとめてきたのは中々の持続力でした。

 無論新馬に比較するとペースが全然違うので多少削がれてはいますが、他の馬はもっと、という形ですし、基本的に2戦以上の経験を積んで、かつそこそこ速い流れに対処した経験がある馬が上位に入っている中では、この馬のセンスの良さと性能は折り紙付き、と言っていいでしょうね。
 当然阪神JFも有力候補になりますし、もう一頭のオルフェーヴル産駒の大物、ロックディスタウンとの激突は大いに楽しみです。
 こちらの方が序盤のセンスの良さは確実に高いので、そこでアドバンテージを作りつつしっかり自分のタイミングで動いていければ、チャンスは充分にありそうですね。今日は本当に強い競馬でした。

 2着のサヤカチャンにはビックリというか、シンデレラメイクにそういう競馬を求めていたらこっちがかぁ、と脱帽でした。
 ただ戦績的に今まで大崩れはしたことがなかったわけですし、相対的に経験値を積んでタフな馬場、タフな流れにたいする適応力がしっかりあったのに加え、この馬場で後続のつつく意識が薄かったのも功を奏した格好だと思います。

 でもこの馬自身コーナー最速でしっかりラストまで粘り込んでおり、これはフロックで出来る芸当ではないので、距離的にもマイルから1800mくらいでスムーズな平均ペースを作ってこられれば、今後も面白い競馬が出来るかもしれません。
 今日は馬場の恩恵もあったでしょうし、血統的にも渋ったところは得意、という面も感じるので、次もしっかり切れ味比べに持ち込まずの強気のレースメイクを意識していって欲しいですね。

 3着ラテュロスは、とりあえず今日の府中はディープの鬼門、的な印象があった中では気を吐いてきました。
 こちらもレースセンスがかなり良く、すっと好位のインを取れましたし、勝負所もタイトに回りつつ、サヤカチャンが出し抜いてくれたので仕掛けるスペースも充分あって、それで最後までジリジリ、となったのは純粋に力負け、コンディションに噛み合わなかったと見ていいのかなと思います。
 新馬の雰囲気からも、ペース自体は対応できるけれど、その上で一瞬の切れ味を問われた方が良さそうで、パンパンの良馬場なら今日の上位陣を逆転してくる余地もありそうです。

 4、5着のトロワゼトワルとスカーレットカラーは、揃って中団前目から外目を通しての正攻法で、ちょっと足りなかったという形ですね。
 無論2戦目のトロワゼトワルの方がより今後の上積みが期待できるとは思いますが、スケール感という意味では今後素直に割り引いてみていいと思いますし、トロワの方はもう少しスロー、逆にスカーレットの方は流れるレースの方が良さが出るのかなと踏んでいます。

 6着トーセンブレスは、やはりスタートが良くなかったのと、あと2F目の前が速いところでかなり押してリカバーをかけていたのが、この日7勝と絶好調だったルメールJにしては焦った感じはあったかな、と。
 無論馬場傾向的に前に行かないと話にならない、というのがわかっていればこそだったかもですが、そこで無理に脚を使うよりは、中盤で緩むと踏んでそこまでゆったり、後半5Fでじわじわと押し上げていった方が良かったようにも感じます。

 結果的に序盤ちょっと無理をして馬群の後ろで緩みに付き合ってブレーキ、かつ馬群の中目に閉じ込められてスムーズに加速するスペースを作り切れないまま終わってしまった感もあり、馬もそれに戸惑って伸び切れていない感じはしました。
 ただ坂地点でスッと来る感じがなかったのも含めて、追走で削がれた可能性は見ておきたいですし、タイプ的にハープスターみたいに、序盤ゆったり入って順々にギアをあげていかないと最高の爆発力に至れない不器用なタイプなのかもしれませんね。

 素質的にはまだこの負けで見限れないと思いますし、常識的に流れた中、スムーズに外々からでどれくらい脚を使えるのか、改めて次も注目はしておくべきでしょう。
posted by clover at 04:07| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017 アイビーS・くるみ賞・なでしこ賞 レース回顧

**★アイビーS(芝1800m戦)**

 先週末の日本列島はほぼ例外なく雨に祟られる形で、当然このレースも不良馬場での開催になりました。
 ただ富士Sでも47,8-47,0で1,34,8が出ているように、日曜に比べれば格段に時計は出る馬場でしたし、この時点での馬場差は2~2,5秒くらいだったと見ておきたいですね。
 また府中はこの日の午後あたりから顕著に内の馬場を避けて通る馬が増えてきて、けれどまだこなせる馬もいたので、そのあたりの進路取りで結構な明暗もあったとは思います。どちらにせよ純粋な能力面がどうか、という点で評価の難しい週になりました。

 ともあれそんな中で、去年はソウルスターリング-ペルシアンナイトで決まった出世レースのアイビーS、今年は超良血タニノフランケルと、評判馬フラットレーが図抜けた人気になっていましたが、流石にレースは一筋縄ではいきませんでした。

 まず好スタートを切ったのがシャルルマーニュで、外からハナを窺う中、インからある程度押して意識的に出していったコスモイグナーツが交わしていって先頭に立ちます。
 その二頭からはかなり離れて、この日は普通のスタートだったタニノフランケルは控える形の三番手、それをマークする位置にフラットレーとシュバルツボンバーがおり、キボウノダイチが後方追走、地方から参戦のトーセンブルが最後方でした。
 縦長の隊列が残り800m過ぎから凝縮してきて、そのあたりでシュバルツボンバーがズルズル下がり、結果的に競争中止する事となりましたが、逃げるコスモイグナーツだけがインベタを選択、後の馬はコーナーで大きく外を回しての直線勝負になりましたね。

 ラップは37,0(12,33)-38,3(12,77)-36,1(12,03)=1,51,4(12,38)という推移でした。
 二歳戦でこの時期ですので、全体がスローバランスなのはまぁ普通ですし、馬場を踏まえれば流れた方ではあるかなと思います。
 ただ三番手以降の馬はより前半離れた位置にいて、コーナーでじわっと詰める形になっており、後半4Fが12,9-11,8-11,6-12,7ですので、コーナー出口地点で外を回しながら加速するのは結構タフな展開だったかもしれません。
 馬場差を踏まえると判断が難しいところではありますが、基本的にはある程度出し切る形での持続力戦と見ています。

 勝ったコスモイグナーツはまんまと馬場のバイアスを逆手にとっての逃走劇でしたね。
 この馬自身の戦歴を見ていくと、新馬は明確に持続力戦で息切れ、2戦目ははっきり持久力戦で自分からロングスパートをかけて完勝、芙蓉Sは逃げるも直線ではっきり切れ負け、という形で、基本的には全体のペースを引き上げて勝負したいタイプになると思います。

 なので実質的にこの馬の推移でも持続力は求められている中で、最後がくっと甘くなったのはそのあたりに原因はあるかな?とも感じていて、少なくともこれがベストのバランスではなかった気はしています。
 それでも押し切れたのは荒れたインを苦にしない適性面と、他の馬がこの馬場での持続力面であまり良さを引き出せなかった部分にあるかな、とは思いますし、良馬場でこのくらいのバランスで入ってしまうと上位に食い込むのは中々難しくなってくるとは感じます。
 逆に平均ペース~ややハイまでコントロールしていければ、この時期ならアドバンテージになりますし、仕掛けどころも待てる可能性が高くなるので、重賞路線で結果を出すにはそういう意識を持って入って欲しいかな、と思いますね。

 2着のシャルルマーニュもいい競馬ではありましたが、ワンパンチ足りませんでしたね。
 序盤からずっと馬場のいいところを選んで走らせていましたし、その分のロスを踏まえても前目からしっかり持続面は一定見せてきましたけど、この馬も一連のレース内容からすれば、もう少し流れてしまった方が楽だったかもしれません。
 もっとも流れていたらコスモももう少しパフォーマンスを上げていた感もあるので、どうあれ勝ち切るのは難しかったかもですが、とにかくレースをこなす中で競馬のセンスが良くなってきましたし、切れ味勝負ではちょっと分が悪いでしょうが、機動力を生かせるコースでなら楽しみはありそうです。京都2歳Sとか結構合うかもしれません。

 3着タニノフランケルは、少なくともまだ新馬未勝利で3F水準での持続力性能を見せていなかったのでその辺半信半疑でしたが、馬場もあるのかちょっと物足りない伸びになってしまいました。
 無論この馬が後続を主導する形でコーナーから長く動いていますし、11,8のところで押し上げながら外々なので、この馬より後ろの馬は実質的に600-400m地点で最速ラップを踏んでいる可能性が高いです。
 その点前の2頭より顕著に持続力性能を問われた、という感もありますが、それでもラストの12,7でフラットレーともどもほとんど決定的に食い込めていませんし、馬場に削がれた可能性もあるにせよなんとも言えないですね。

 フランケル産駒ですので軽い馬場の方がとも言えますが、クラックスマンを見てると一概にも言えないですし、本質的にはこの馬もレース全体でスピードを活かす方が活路があるのかもしれません。
 畢竟母のウオッカもそういう、前半が流れてくれないとべストのパフォーマンスに届かないタイプでしたし、スタートセンスとポジショニングの上手さは非常に大きな武器になりますので、皐月賞戦線を戦う上で序盤の追走面でどこまで余裕を持てるか、その辺を試すチャンスがどこかで欲しいですね。

 4着フラットレーも、こういう馬場が得意かと思いましたが簡単ではなかったですね。
 新馬は完全な持久力戦でしたし、ペースもここより遅いくらいでしたので、この馬場で地味に追走にもちょっと苦慮、勝負所もなるべくタイトには回ってきていましたけど、それでも直線どの地点でも前を脅かすだけの切れ味・持続力を見せることは出来なかったのはかなり残念です。
 良馬場で見直す手はあるでしょうが、ハーツクライ産駒は晩成でもあるので、現時点ですぐに上のクラスで、というレベルではないのかもしれません。
 距離はもうちょっとあってもいいと感じるので、百日草特別あたりからじっくり仕上げていって欲しいですかね。


**★くるみ賞(芝1400m戦)**

 日曜の府中も京都に負けずズブズブのド不良馬場で、このレースも1,29,3と、地方のダート下級条件戦みたいな時計になっています。
 
 レースはセイウンリリシイとココロノイコロ、ニシノオリーブが先導してそのインに人気のモルトアレグロ、マイティ―ワークスは後方からレースを進めることとなりました。
 ラップが36,9(12,3)-13,1-39,3(13,1)=1,29,3(12,76)という推移で、全体的にはかなりペースの速い消耗戦、かつ後半が12,3-13,0-14,0というところで、仕掛けも早くそこからの我慢比べ、細かい性能よりは純粋な底力と、馬の精神力もかなり問われた内容に感じますね。

 勝ったモルトアレグロは、ダートデビューでもあり馬場不問の強さを見せたと言えます。
 コース取りは多分一番荒れてるイン寄りと厳しかったとは思いますし、その分コーナーワークが楽だった利点はあるにせよ、中々前との差を詰められませんでしたが、ラストの14,0地点でしぶとく食い込んできて勝ち切ってみせました。
 この結果から芝適正、とりわけスピード勝負でどうか、というのは全く判別できませんが、少なくとも前傾ラップの消耗戦には対応できるのと、減速地点でしっかり踏ん張れる底力があるのは見て取れました。

 その意味で地方のダートでも戦えるでしょうし、血統的にそれこそ厩舎の先輩リエノテソーロみたいに早熟傾向は出てきちゃうかもですけど、2歳戦の内は極端に距離を伸ばさない限りは崩れる心配の少ない馬、と見ていていい気はします。

**★なでしこ賞(ダート1400m戦)**

 日曜の超不良馬場開催だった京都のダート特別戦は、函館の新馬を途轍もないスケール感で勝ち切ってきたハヤブサマカオーが、ここでも素材の違いを見せてほぼ追ったところなしで圧勝、レコードのおまけつきでした。

 新馬のダートスタートでもいい出足を見せていましたが、芝スタートと距離短縮でどうかな、とそこは懸念材料でした。
 ただこの日の芝は下手するとダートより重い状況でしたし、かつ馬自身も鋭くスタートを決めて、好スタートだったオーロスターキスの内から楽に先手を取れたのは素晴らしいスピード能力だったと思います。
 ラップは34,3(11,43)-11,7-37,4(12,47)=1,23,4(11,91)という推移で、前傾3秒超のかなりのハイペース、かつ道中全く緩みのない一貫消耗戦です。

 いくら不良馬場とはいえ、この日はそこまで時計が出ないぐちゃぐちゃのダートでしたから、前半の34,3は掛け値なしに速いと感じますし、後続がほとんど追走できていなかったのもそれを証明しています。
 唯一ついてこれたオーロスターキスもコーナーワークで楽に突き放し、流石に最後は12,1-12,3-13,0と減速はしていますが、まだしっかり追ってもいない点は少しくらいは短縮の余地もありそうで、本当に素晴らしいスケール感ですね。

 血統的に高速ダートは合いそうですが、函館戦の強さを踏まえてもマイルくらいまでは余裕で守備範囲、というイメージが持てますし、純粋にスピードで圧倒できるタイプですので、この前プラタナス賞を楽勝したルヴァンスレーヴと府中1600mでの対決が見てみたいですね。
 少なくとも現状スタートも二の足も良く、追走面もすこぶる高くて機動力もあると、欠点らしい欠点は感じないので楽しみの大きい馬です。

 2着のオーロスターキスも、2戦続けて相手が悪い、という感じにはなりましたが、これだけのハイペースに対応できたことは今後の糧になってくると思います。
 ヤマボウシ賞は少し息を入れるのが速過ぎた感じはありましたし、当面はこういう一貫消耗戦を主導して、他の馬を振り落とすレースでこそ真価が発揮できそうなイメージですかね。
posted by clover at 04:07| Comment(0) | レース回顧・中央競馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする